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・現実をみろ編

―この世なんてね、必死で生きたって無意味なんだよ。現実なんか汚らわしいばっかりだ。

―お嬢、この世ってスケールで語れるほど、世界を知らないだろう。
あとお嬢のいう現実はただの悲観だよ。

―そんなことねーよ!あたしだって本で読んだりして学んでるんだ!


―お嬢、その本5年前のやつだよ。5年も経てば世界は変わる。

―………。お前だって本いっぱい読んでるじゃんか。

―おれは文学が好きなんだよ、お嬢も読みますかー?笑

―いい。得体の知れない人間の作った世界なんかに入るもんか。

―そんな真面目な構えで読んでないよ……

―ふん、お前みたいに理想論ばっかの野郎は詩でも書いて笑っときゃいーんだよ。

―また理想論とか使うー。。お嬢みたいなお子様は戦いをやめて、洋服でも作っときゃいーんだよ。
裁縫が得意なんだろ?

―……あれは、やめた。

―なんで?

―作りたくない。

―おれに作ってくれたら嬉しいな〜…

―…お前の寸法の型紙はあるけど、いや。

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ミールのためにいっぱい作ってたんでしょう的な。




・本当は・・編

―お嬢こないだもまた俺の仲間に無愛想にしてただろー? なんでそんなことする?友達になりゃいいのにー。

―…なんとなく…

―お嬢はもっと愛想よくしたほうがいいよ、全身刺だらけみたいでおっかないよ。

―私は…本当はもっとやわらかい人間だ、本当はもっと愛想もいい。本当は…

―お嬢の"本当"はどこで止まってる?


―えっ……

―本当に本当に言うけど、全然"本当のお嬢"なんか見たことないよ。いったいどうすれば本当のお嬢を見せてくれる?

―………お前になんか見せるもんか。

―お嬢の"本当"はお兄ちゃんの中にしかないんだろ。


―!!…なっ…何を…

―そのくらい分かるさ。

お嬢、一途なのはいいけど、何回も言うけどお兄ちゃんはもういないよ。 たぶんお嬢の思う"本当"も一緒に消えちゃったんじゃないかな。お兄ちゃん欲張りだから、持って行っちゃったんだよ。

―また小説のような話を…。
なら…なら私の"本当"は何なんだ。何だと思うんだ。

―今のまんまでいいじゃん。

―!?

―寂しさでお嬢は俺に八つ当たりする、お兄ちゃんに出来なかったことを俺でやろうとする、俺にツンケンする、俺を殴る、俺に水をかける…
それはそうしたいからしてるんだろ、何も「優しさ」とか聞こえが良い行為ばかりが本当の姿じゃないさ、そんな理想を持ってますよってだけだよ。それは誰だってそうさ。
だから"本当は…"とか言わなくても、お嬢は充分本音で生きてるんだよ。
偽りの気持ちや、何かを隠してる気持ちなんか抱えなくていいさ、軽くいこうよ。

―意味が分からん…お前…想像以上に変なやつだな………お前はそれでいいのか?

―たぶんお嬢は死ぬまでひねくれ者だと思うからいいよ、素直になったら気持ち悪いよ。

それに"本当は…"をお兄ちゃんに持ち逃げされるのも、悪くないと思ってるんだろ?


―…お前なんか嫌いだ。

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ありのままを受け入れるヴァイナーくんの柔軟で寛大な感じが、自分の思い通りにいかなかったら怒るお兄ちゃんにはないところです。

にしてもヴァイナーくんのセリフが打ってる自分も意味不明だ。笑